浅田次郎さんの『壬生義士伝(みぶぎしでん)』をついに読んでみました。
「新選組の話だし、難しそう…」「漢字が多くて途中で挫折するかも…」とビビりながら読み始めたのですが、結果から言うと大号泣。
ティッシュ1箱使い切る勢いで泣きました。
歴史に詳しくない完全な素人の視点で、ピュアな感想をまとめておきます!
💡 『壬生義士伝』ってどんなお話?(ざっくり)
新選組といえば、近藤勇や土方歳三、沖田総司といったスーパースターが有名ですよね。
でも、この小説の主人公は吉村貫一郎(よしむらかんいちろう)という、お世辞にも最初から「カッコいい!」とは言えない地味な隊士です
• 南部盛岡藩(いまの岩手県)を脱藩して新選組に入った男
• とにかく「お金」に執着する(守銭奴と笑われるほど)
• でも、その理由は故郷に残した「家族」を養うため
新選組の「義(武士としてのプライド)」のために戦う周囲の中で、吉村だけは「家族を生かすため、自分が生き残ってお金を稼ぐ」という超現実的な目的のために泥臭く戦います
1. 「お金が全て」の裏にある圧倒的な家族愛
最初は「新選組なのに、お金の話ばかりでちょっとがっかり…?」なんて思ってごめんなさい
吉村がなぜそこまでお金に執着するのか、その背景が分かった瞬間に涙が止まらなくなります
プライドも、名誉も、自分の命すらも二の次。
「ただ愛する家族にひもじい思いをさせたくない」
その一心で、人を斬り、冷酷な新選組で生き残ろうとする姿は、現代の働くお父さんにも重なって胸が苦しくなりました。
2. 周囲の人物の証言で浮かび上がる吉村の姿
この小説、ちょっと変わった構成なんです。
吉村本人の視点だけじゃなくて、彼を知るいろんな人たち(元隊士や同郷の友人など)が、過去を振り返って吉村について語る形式(インタビュースタイル)で進みます
「あいつは嫌な奴だった」「いや、最高の男だった」と、人によって評価が違うのがリアル。
読み進めるうちに、パズルのピースがはまるように吉村の本当の素顔が見えてくる仕掛けが見事すぎました!
3. 歴史を知らなくてもグイグイ読める
「新選組の内部抗争とか、幕末の政治とかよく分からない…」という人(私です)でも全く問題ありませんよ
難しい歴史の流れよりも、「極限状態に置かれた人間の生き様」にスポットが当たっているので、ドラマを観る感覚でページをめくる手が止まらなくなります。
😭 結論:ラストは嗚咽するほど泣けます
お恥ずかしい話、お布団の中で夜中に読んでいたのですが、終盤は涙でページが見えなくなりました(笑)。
武士としての義理、友人との絆、そしてやっぱり家族への想い……。いろんな感情が一気に押し寄せてきます
「たとえ、武士道を交えても…」全てがこもったフレーズに心が揺れ動きました
• とにかく泣ける小説を探している人
• 歴史小説に苦手意識がある人
• 大切な人のために毎日頑張って働いている人
こんな人に全力で大おすすめしたい一冊です!
読み終わったあと、間違いなく心がじんわり温かくなりますよ


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